僕は、
本名:皆川紀久雄(オイ)
昭和24年2月11日、新潟で誕生
( Still alive )
音楽家。
マリとは38年間一緒に暮らす。
3年程前に妻マリを連れ新潟の岩室温泉に帰郷。
Mali's Land の管理人
マリの大好物
ハンバーガーとピザ 〜 ゴム長靴と手ぬぐい
マリの大好き だったものを思い出します。まずは食べ物。
ダントツでハンバーガー。それも「スパイシーモスチーズバーガー」。それに各種ピザ。特にチーズがたっぷりのっかってる物。それに皮がカリカリのフランス
パ
ン。
果物なら何と言っても、スイカ。
不二家のショートケーキ。
完全に洋食系が好きでした。
僕はどちらかというと、ごはん系和食が好きだったので家の食事では僕に合わせてくれていました。
彼女は、ごはん(お米)をあまり食べなかったので、家で和食の時はおかずだけ焼酎のさかなにして食して、他に自分用のチーズとかをつまみに用意していまし
た。
因に僕はアルコールがダメな下戸。
なので夫婦で酒を酌み交わす事はなく、いつでも一人マイペースでお酒を楽しんでいました。とても静かな酒のみで、ほろ酔い加減で終えてそのまま横になって
眠りにつくという飲み方でした。
ここ数年はほとんど焼酎で楽しんでいました。
マリの料理で僕が好きだったのは、ハンバーグとミートソース。
彼女の作るハンバーグの大きさといったら最初は驚きました。
幅も厚さもこんなの一人で食べきれないと思う程。
しかしこれがなんと食べてしまえるのです。ソースと上に乗せたチーズが肉と良く調和して美味しくて! やはり自分の好きな食べ物は料理も上手になるらしい
です。
二人ともパスタも大好きでしたが、家では僕のリクエストで必ずミートソースでした。
最初の頃はいろいろ作ってくれていましたが、ダントツにミートソースが旨かった。
どうやって作るのか聞いたら、市販の出来合いの缶詰に少し手を加えているだけだと言っていました。ひき肉をたっぷり付け足すのでその分味が薄くならないよ
うに手を加えていたのだと思いますが、これも美味しかったです。
高級食材を使う訳でもない実に庶民的な料理ですが、美味しさには変わりがない。
マリちゃん、本当にウマかったよ!
マリの特徴のひとつは、物欲がない事。
本当にほかに見た事がないくらい彼女は物に執着がありませんでした。
僕は反対に物欲が強くて情けない。時々物事の本質を見失うほど…。
マリは物で心が満たされた事など決してなかったのです。
それは僕が初めて会った時から最後まで一貫していました。
僕にははっきりと解ります。
マリの心を満たすのは、『良いバイブレーション』とでも言うのでしょうか、例えば、
人や動物の喜び、優しさ、慈愛、悲しみの共有、美しい色や景色、奇麗な響き、気持ちいい触感、などなど、これらから出て来る「good
vibes」に出会った時なのです。
マリはそれを良く知っていました。なぜなら、自分自身もまわりに対して「good vibes」を出し続けていたからです。
だからマリは自分の「good vibes」がまわりに伝わった時は本当に嬉しがりました。
満面の笑みで喜びを表しました。おどけたり、まるでコメディアンになったかのようにサービスしちゃうくらいに。要するに嬉しくてノリノリになって喜ぶ気持
ちを現すのです。
一番好きだったのはマリの「セクシーマンボ」ダンス。
これにはいつでも僕も拍手喝采でした。(あぁー、みんなに見せてあげたかった)
この時のマリは最高に素晴らしい女性に感じ、僕は誇らしく思えました。
ヨッ!マリちゃん、あんた、サイコー!!
しかし反対にまわりに伝わらなかった時は本当に淋しそうに沈みかけてしまいます。
世の中、この『良いバイブレーション』に気がつかない程忙しいのか、鈍感なのか、または、邪悪なのか、そんな人間も多いのです。
勿論マリもそれはよーく知っていました。