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僕は、

本名:皆川紀久雄(オイ)

昭和24年2月11日、新潟で誕生
( Still alive )
音楽家。
マリとは38年間一緒に暮らす。
3年程前に妻マリを連れ新潟の岩室温泉に帰郷。
Mali's Land の管理人

オイ ピアノ画像

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「マリの夢を見た」

夢で会えるよ、マリ(夢日記)

2014

皆川孝子 マリの画像 天国へ電話した。
ナンバーは覚えていないがコールしていた。
誰もでない時間が長く続き切ろうと思った矢先、マリの声がした。
「ああ、アタシ」
驚いた。嬉しくて、マリの声が聞ける喜びで、心が躍る。
「ねえ、ねえ、聞いて!アタシね、研修でハワイへ行こうかなと思ってるの」
何の研修か何か言っていたが私には分からなかった。が、それはどうでもよく、マリがハワイに行きたいという事が大切で、全面的に賛成で、「イイじゃない、 マリ!ぜひ行っておいで!」と奨めた。
マリの想いを叶えてあげたい。今までなんにもマリにしてあげれなかった後悔を挽回したかった。
心の底からマリのハワイ行きを応援した言葉だった。「必ずね!ハワイへ行くんだよ!ね、マリ!」
そこで目が覚めた。

1/17
マリがいきなり台所に来た。いつも着ていた紫のジャージ姿。思わず抱きついてほっぺにキスをした。

1/24
マリが山の斜面を駆け下りて来る。富士山の裾野だ。
ミニスカートのマリの脚がとても奇麗だ。

2/10
マリが白地に赤、青、緑、黄色等の模様のあるシャツを着て細長い部屋の奥にいた。
「マリ、そのシャツ、イイネ!」と言うと、
「ねっ、奇麗でしょう?」と喜んで言った。

2/15
マリがいつものブルーの服で後ろ向きに寝ていた。
背中に寄り沿い抱きしめた。

2/20
皆川孝子 マリ 副島孝子の画像 マリとオシャレな街にいた。
二人である店に入り2階にあがる。
マリは彫金アクセサリーをいろいろ見ていた。その後でその店に働く交渉をした。
マリとはぐれて必死に探すとその店の奥で倒れて寝かされていた。二人のマリが寝ていた。
介抱してくれていた若い男性にどっちが本当のマリか尋ねる。
片方のマリは、脱皮中だった。そして内側が溶けてしまい、マリの顔がなくなった。
本当のマリは少し苦しそうな顔で眠っている。

3/5
新潟の岩室温泉の古い皆川本家で大勢が集まっている。マリが見当たらないので探していたら、誰かが台所のほうにいたと教えてくれたので行ってみたが、いな い。
もしかと便所をのぞいたらそこにマリがただ座っていた。
どうしたのと尋ねると、皆といると疲れるのでここに一人になりに来たと言う。
集まっている人達は皆あまり好きじゃない人達なのでできるだけ戻りたくないという。
マリは若く、頭にリボンを付けて、真っ白で赤い縁どりの奇麗な服を着ていてとても可愛らしい。
私はマリの肩を抱き寄せて二人でそのまま便所にいる事にした。

3/10
皆川サブの画像 マリがサブを抱いている。サブは足に軽い怪我している。

3/15
マリのお母さんが涙ぐんでいる。
大切な漬け物用の石を誰かに捨てられたらしい。マリが一生懸命探してるが見つからない。
見ていた私はとても悲しかった。

マリと私は板橋のアパートから引っ越す準備をしてる。何も無くなったキッチンに手作りらしい古い木のテーブルだけ置いてある。それは壊れていて釘が何本か むき出しになっていた。
すると弟のゆうちゃんが現れて手早く釘を抜いてくれた。
「引っ越しにまたお金がかかるけど大丈夫かなあ」と聞くと、マリは微笑んで「大丈夫よ」と言った。私が「今度はもっと稼ぐからね」と言ったらマリは「何を するの?」と聞いてきたが、
私ははっきりした事が言えなかった。

4/5
マリが海に浸かって何かを採っている。いつもの青い服を着たままで。
昆布かなあ?

4/22
マリが公園にいる。
誰か他人の犬を借りて散歩に連れ出そうとしてる。

マリは仕事に行く前に電話をしてる。
具合が悪いので金子さんに迎えに来てもらい車に乗せて行ってもらうと言う。
私は心配して「めまいがするんじゃないの?」と聞くと「そう」と言うので、
「医者に行って血圧の薬をもらおうね」と勧めるとマリも不安そうに「そうね」と答えた。

6/22
皆川孝子 マリ 子供の写真 マリがピンクのジャンパーで不安そうにしていた。私が「マリ」と声をかけるとなぜか逃げるように後ろ向きに去ろうとしたが呼び止めると、「なに?」と不安 そうな顔で振り向いた。どうしたのかと聞くと、看病してるマリのお母さんの様子が変で心配なのだと言う。もう病気と戦うのに疲れたような事を言うので困っ ているのだという。不安を隠そうとして硬い表情のマリが可哀そうで仕方がない。私は勝手に、お金の心配もあるのだろうと推測して「俺がもっと稼ぐようにす るよ」とマリを慰めた。でもマリのいつもの笑顔は戻らなく硬い表情のままだ。

6/28
家の外の駐車場に古いセダンが止まった。私は家の中から様子を伺っていると車から降りた男性の後ろ姿が見えた。ゆうちゃんだ。

7/8
マリと私は見知らぬ古い木造の家に住んでいるらしい。
駐車場から家に戻ろうとすると見知らぬおばさんが訪ねて来て、玄関までの石の階段を上ろうとしている。一緒に家にはいり用件を聞くと私たちがネギを注文し たのだと言う。
私がそんな事はないと言うがおばさんは譲らずにいろいろ文句を言い始めた。
となりでマリは困った顔で私に目配せをする。どうやらこのおばさんはどこかおかしい事に私たちは気付いた。私はとうとう110番に電話をする。電話には警 察官が出なくて、訛りの強いおじさんが出て話が通じない。警察官に代ってくれと頼むが一向に埒が明かない。

7/20
皆川孝子 マリの画像 弟、ゆうちゃんの夢。
どこかのロッカールームのような所にいて、私は身体が疲れていて特に右肩が痛くて腕が廻せないほどだ。
そこへゆうちゃんがやって来て、こうするといいよと、私の腕をとりストレッチをしてくれた。とても上手に優しく私の腕、肩の痛みを和らげてくれた。

8/10
マリのお母さんを病院に見舞いに行った。お義母さんは移動ベッドに乗せられてうつ伏せになってとなりを歩くドクターの話を聞いている。
今度の手術のためにの話で、首の後側からしか注射するところがないのでそのための注意点を聞かされている。 
付き添っていた私はお義母さんと目が合った。悲しそうなその眼差しが切なかった。
その後家に戻るとなぜかお義父さんがいて横になって眠っていた。そばにマリもいたが、マリは後ろ姿しか見えず顔は見られなかった。

9/26
マリとゆうちゃんが一緒にいた。場所がどこかわからないが二人で向かい合い話している。
私はマリの隣に腰掛けて,なぜか「ユリ」と、声をかけてしまった。マリは怪訝そうな顔で私を見たが別になにも言わなかった。
そして二人にお父さんとお母さんの納骨の話しをしようとした。

9/28
皆川孝子 マリ 子供の画像 お義母さんが女の子供を連れて来た。
もしかして、その子は小さい時の
マリ・・・?
 
10/9
夜、どこかスポーツの競技場の外で白人の外人さんがたくさんの荷物をスクーターにうまく乗せている。
私がそれを見ていると、いきなり後ろからマリが声をかけてきた。
「ねえ、後ろのおじさん、おなかの横から何か突き出てるよ!」
私がびっくりして振り返ると確かに、すごく太った3人のおじさんがいて、皆同じように腹の肉が垂れ下がり、Tシャツの形が前と両横とも肉に押されて突き出 てるように見える。
私がそれを見て、プフッ、と笑うとマリも、フフフ、と笑い返した。
「もう帰ろうか?」と私はマリの肩を抱き寄せて尋ねる。
「それともまだいる?」とマリの顔に頰ずりすると、マリは何も言わず嬉しそうに頬ずりを楽しんでいた。
白くて柔らかいマリのほっぺが気持ちよい。

10/18
疑似天国の見学に行った。
案内人にマリが来た。マリはまるで秋葉原のコスプレ少女のようなメイド姿で登場してきた。
見学人は私と全く知らない若い男性だ。
まるで博物館や遊園地を見てまわる様に、マリが次々といろんな所に案内してくれる。
そうとう長い距離を歩いてまわり、一休みした時にここの広さを聞いてみた。
マリの答えは「今歩いて来たので、3mm」だった。

10/20
マリに「マンボ」の曲の歌を教えていた。
私はマリの踊る「マンボ」が大好きだった。最初は普通にステップを踏み、だんだんとノリはじめ、ダンスにアレンジを加えて最後はコミカルにして自分でも大 笑いしながら終わる、「マリマンボ」。
だが今回はなんと歌だった。私の歌う後を一生懸命について歌い、覚えようと真剣だった。
マリと歌を一緒に歌うのがこんなに嬉しいとは・・。

10/28
どこかわからないフローリングの床のアパートにいた。
マリがどこかと探して風呂場に行ったらマリはお風呂に入っていた。若いマリだ。
驚いたのは、マリの左顔の目の脇と唇の脇から左あごにかけて血がにじんでぶつけたようなあざになっている。
「マリ、どうしたの!」と声をかけたが、マリは無言で風呂に浸かっている。何か怒りを鎮めようとしてるようにみえる。
私には何も答えない。

10/30
皆川孝子 マリと皆川紀久雄の画像 最近見る夢のマリは何故か話さない。
あの奇麗な澄んだ声で、私の大好きな話し方のマリの話が聞けない。
話すのは一方的に私の方で、マリの声は聞こえない。
今日はマリに「お腹がすいてるるんじゃない?」と聞くと、うなずいたので私が何か作ってあげることにした。
何か黒いかたまりの様な物が小皿に2個乗っていた。
何かわからないまま鍋に移し火にかけたら、なんとみるみる間にサバの味噌煮に形を変えていった。

11/7
どこかの公共の古い建物で、床も壁もむき出しのコンクリートにペンキを塗っただけの、何もない部屋にマリと私がいる。
その部屋の片隅に、私達がニューヨーク時代に使っていた大きなカウチが置いてある。
すると子供を連れたおばさんが現れて、そのカウチを勝手に使い自分たちのベッド代わりにしようとセットし始めた。
私が、それは私の私物だから使わないで欲しいと言うと、不服そうな顔でそのカウチの隣に寝床をセットし始めた。
マリは何も言わなかった。
私はマリに、ここは何か雰囲気が悪い場所だからどこか違う所に移ろうと言うと、マリはすでに持ち物を全部まとめてあると私に伝えた。どうやら私達はホーム レスになっているらしい。
今回もマリが私に伝えた事にたいして、マリの声を覚えていない。ジェスチャーだけで伝えてたのかなあ?

11/16
電話が鳴り、出るとマリからの電話だった。
「もしもし、あっ、あたし」とても明るく元気そうな、いつもの大好きなマリの声だ。
「あっ、マリ!」と私が言うと、電話は切れた。
たった一言でも、あの明るく優しいマリの声が聞けただけで嬉しかった。
11/28
ただっ広いイベント会場にマリといた。
マリはビールを飲みたいから買いに行こうと私の手を取り、私を引っ張るように急ぎ足で売り場に向かった。
髪をお団子の様に結んだ頭の下のまん丸なほっぺが、まるで子供の様に可愛らしく見えるマリ。
嬉しそうに急ぐマリを、手を引っ張られながら後ろから見ていた私もまた、とても嬉しかった。
ビールは水槽の中に沈められていて、私も一口だけでも飲もうと思い水槽の中に手をのばす。
取り出すとそれは缶ビールではなくて、なぜか紙コップに入った物だった。

12/20
皆川孝子 マリと皆川紀久雄の画像 小さなアパートの一室でマリが横になっている。
ひどく痩せていて具合が悪そうだ。
私は横になっているマリを両腕で抱え上げ医者に連れて行こうと歩き始めた。
いつもの膨よかなマリと違いとても軽い。
しばらく歩いて抱きかかえているマリを見ると、腕の中はサブに代わっていた。
愛犬、サブの画像
12/22
ぐしゃぐしゃに敷かれている布団のなかからマリの寝息が聞こえる。
入り乱れている布団のせいで姿は見えないが、中にマリが寝ているのは確かなので、私はその布団の中に潜り込んだ。
でもマリはいなく寝息だけが聞こえる。
どこにいるのかと何枚も乱れて重なっている布団をめくっていくと、足下のほうに小さく丸まって寝ているマリがいた。
こんなに人間の身体を小さく丸められるものかと感心させられるほど見事に丸まっていたが、マリの顔はいつもの幸せそうな寝顔だった。

2015
1/11
初マリ。
私のお袋の愚痴る声が聞こえた。今日は三人でお出かけの日で、私は準備を済ませお袋の支度が済むのを待っていた時だった。
何かと思い声のした方に行ってみると、マリが後ろからお袋を抱きかかえて「お義母さん、大丈夫?」とお袋の様子を確かめている。側に何やら大きな浅い水槽 の様な物があり、その中にお袋がお遣い物を落としたらしく、それを拾い上げようとして自分まで落ちそうになったところをマリに摑まれていたらしい。落とし た物はマリが手を伸ばして水槽の中から拾い上げていた。
お袋はマリに助けてもらったお礼の言葉より、その使い物にならなくなったお遣い物と情けない自分に対して愚痴をこぼしていたのだった。

1/14
寝る前につけっぱなしの茶の間の電気を消して寝室に戻ると先に眠っていたはずのマリが起きていて、それも仕事用の白いシャツに黒のスラックスに着替えてい た。こんな真夜中に。マリはこれから仕事に行くのだと窓から外の様子をうかがっている。
もちろんこんな時間に仕事などない。マリは寝ぼけているのではなく、頭が混乱しているのだ。
私は窓際に立って外見ているマリを後ろから抱きかかえて、「マリ、リラックス、リラックス」と寝床に連れ戻す。
私が下になり、マリの身体を後ろ向きのまま私の上に乗せ、布団に寝転んだ。マリの両腕をバンザイさせるように伸ばしてストレッチを始めた。マリは無言でさ れるままにしている。
マリが不憫で切なかったが、私にはマリを抱きかかえて様子を見守るしかなかった。

1/22
マリがとても疲れた様子で帰って来て、先に寝室の寝床で横になっていた私の隣の自分の布団の上に寝転んだ。
私がいろいろと話しかけるが、ただ「うん、うん」と生半可な返事をして眠そうにしている。
私は話しかけるのを止めトイレに行き、戻る途中で寝室の隣の部屋を覗くといつの間にかマリがそこで自分の布団を運びこみ、寝息をたてて眠っている。
何と言う早業。よほど私が話しかけそれに答えるのが面倒だったのだろう。私の隣から逃げ一人で眠る事にしたらしい。
私はマリの行動に思わずニタリと笑ってしまった。今夜はマリを一人でゆっくりと寝かせてあげよう。

2/4
マリ着物の画像梅子伯母さんの家に電話した。な んと旦那さんが出た。これからそちらに伺いたいと伝えて向かった。
家が小高い丘の上に変わったらしい。坂の途中にいろんなオブジェがあったが、そのなかの餅つきの臼が無造作に置いてあるのを観ながら登って行った。たどり 着くと家の前の広い庭で、青いいつもの服でマリが梅子伯母さんの家族と一緒に遊んでいた。

2/11
長い坂道を登った所にある会社でマリが働いていた。仕事が終わり、マリが坂道を歩いて降りて坂の下にある駅に向かうのを見た私はまりを追いかけた。すると 下へ降りるトロッコがあった。これはちょうどいいと思い早速乗り込んだ。途中でマリに追い着いたら一緒に乗せて下まで行こう。マリの背中が見えて来て近づ いた時「マリ!」と声をかけた。すぐに私の声に反応して振り向くと思いきや、何も反応しない・・。おかしいと思い追い抜きざまよく見るとその横顔はマリで はなかった。マリはどこへ・・・?

ヒップホップダンスの教室に大勢が踊りを習っている。そのなかにマリがいるらしい。私は確かめようとその教室に行ってみた。
汚れがこびりついたきたないガラス窓越しに覗くと、マリが見えた。若くまだ少女のマリだ。大勢の中に混じって、マリはもう一人の女子と二人で組んでいた。 おそらくユカだろう。タイムスリップしたらしいので、もし今私が声をかけてもマリは私を知らない。まだ知り合う前だからだ。私はこれから伴侶となるマリ の、私のまだ知らない少女のマリの一挙一動を見逃すまいと、汚れた窓越しに必死に見つめた。

3/3
家に帰り部屋に入ると、いつもの私の部屋と様子が全く違う。置いてある物も、床もテーブルも見知らぬ物に変わっている。
どうなっているのか混乱し始める。そのなかにどこからか配送された包みがいくつかある。
そして何となく誰か人の気配がし始めた。でも一目で見渡せる小さな部屋なのに一体どこに人が隠れるものかと訝っていたら、
テーブルの真下の床に大きな寝袋の様な物に気づいた。
そして、マリの匂いがした。
もしかしてと、興奮しながらそれを開けた。
なんと、やはり、マリだ!ニコッと微笑んでマリが横になっている!
「マリ!えっ、マリ、生きていたんだね!どうなってるの!?どこに行ってたの!?」
私はマリに抱きつきながら喜びのあまりに興奮も絶頂で、叫んでいた。
何せ、亡くなったはずのマリが生きていて、今私に微笑んでいるのだ!!
亡くなったのは、何か理由があり、マリの仕掛けた巧妙なマジックで、皆なまんまと引っ掛けられたという事なのか?
さあ、マリにとことん訊かなくっちゃ!

3/16
どこかの広いロビーで10mほど先にマリが立っているのを見つけた。「マリ!」と呼ぶと私に気づいたマリは嬉しそうに微笑んでこちらに歩いて来る。私も嬉 しくて歩み寄る。そして互いが近づいた時、私は驚いた。
マリが縮んでいる。
なんと顔かたちは最近のマリなのに身長が120cm 位しかない。
私は「縮んだマリ」の両脇に手を差し入れて子供を抱え上げる様にしてマリを持ち上げて、そして抱きしめた。

3/25
親友のドラマー、チッコがソロのライブパフォーマンスをやるというので駆けつけた。
路上にステージを組み中央にドラムスや打楽器がセットされていてチッコがスタンバイしている。
あれ、その斜め後ろに椅子に座ったマリがいる。
普段着のいつものジャンパー姿で、まるで後見人の様にただ座っている。
なぜ・・? 何をする気? えっ、・・・・・、マリ、なんなのよ???

ファミリー写真

5/10
マリがスーパーマーケットにいる。
一箱がみかん箱くらいの馬鹿でかいテッシュペーパーの箱が山のように高く重ねてある脇に立っている。
私に何か目配せをしているので近づくと、誰かに財布を盗まれたと言う。でも中には450円しか入っていなかったらしい。

6/28
古いデパートの屋上にいた。その屋上は寂れた小さなアミューズメントパークみたいになっているが誰もいない。
突然ゴミ箱の脇からマリの声がした。
「ねえねえ、この捨ててある紙くず、何を包んでいたかすぐわかるのよ。だってそれぞれ皆はっきりと匂いがするから。」
どうやらこの屋上の掃除をしてるらしい。
箒と塵取りを手にしてるマリに近づこうとしながら、「マリ、こんな所で何をしてるの?」と声をかけたが、もうマリの姿はどこかに消えてしまった。

6/30
マリがいつもの青い服で遊園地にいた。

7/11
マリが寝転がっている。
私が近づいて顔を覗き込もうとすると、マリはいきなり、等身大の自分の顔写真のパネルを自分の顔の上にかざした。
私はマリの実際の顔が写真パネルに置き換えられたマリの寝姿を呆然と見ていた。

7/15
マリが眠っている。私は仰向けに眠ってるその顔をすぐ真上から覗き込んだ。
そのとたん、マリの目が一瞬に大きく見開いて私を見つめた。
マリの目がこんなに大きかったのかと不思議に思う程のその目に私は釘付けになった。
「あら、オイ、どうしたの?」
下から私の顔を見上げながら、優しい声で囁いた。
何だかとっても幸せな時間だった。

8/30
私が左、マリが右で並んで座っている。私は買ってきた自分用の弁当を前にひろげて一人で食べ始める。
マリは食事を済ませたようで、となりで私の弁当を眺めている。
中身は左半分がハンバーグ、右半分が焼うどんの2色弁当だ。
私は左脇に置いた読み物を見ながら食べている。最初にハンバーグだけを食べて後で焼うどんを頂くつもりでいた。
何回目かに弁当を見ると食べていないはずの焼うどんが減っているような気がした。
構わずにまた読み物をしながら食べ弁当に目をやるとあきらかに減っていて、2/3位になっている。
おもわず隣のマリを見るとそっぽをむいて知らんぷりをしている。
お茶目なマリのいたずらだ。
私も気づかない振りをして急に振り返る事にした。
マリは弁当からあわててそっぽを向き直してクスクス笑っている。
11/5
#1
 壁が小さな四角のタイル張りの古いマンションの出口の道端でマリが待っていた。
「あら、オイ、パンを買って来てくれなかったの?」
マリは私に帰りにパンを買ってくる様に頼んだらしいが、私としては今いるこの古いマンションに住んでいて、今この中の部屋に帰って来たのだという自覚もな い。なぜここにいるのかがわからないのだ。
でも、大好きなパンがない事に少し残念そうにしてるマリに、パンを買い忘れて悪い事をしたな、と思っている。
#2
どこか知らない新築の家にいた。マリと誰か知らない子供達3.4人と一緒に・・。どうも家はマリと私の家で、子供達は頼まれてあずかっているらしい。安普 請でドアに隙間があったりしている。
私が眠りから覚めてマリを探したが家のどこにも居ない。それにトイレは誰か男が入っていて修理している。子供達の一番大きな男の子にマリの事を尋ねるとす ぐに、「シマノ建設に行ったよ」と言う。確か前に私に電話があり、来て欲しいとのことだったように思い出した。でもその会社も用の内容も全く分からない。 おそらくまた電話があり私が眠っていて起きないので、マリが気を使って代わりに行ったようだ。
私もすぐに「シマノ建設」に行ってみようと思ったが場所が解らない。調べてみようと思っていたらマリが戻って来た。
玄関先で迎えたマリは真っ白な新しいスニーカーをぬいだ。
「シマノ建設ってどこにあるの?」私が聞くと、「板橋だよ。信濃川よ。トライアントよ。」
マリは全く意味不明の答えを平然として返した。

11/11
マリが自分の背丈ほどもある大きなタイヤを転がしている。ちょっとした短い坂の所で往生していたので私が行って代わってやった。その後、サブも出て来て皆 で環状7号線らしき大きな通りまでタイヤを転がしながら行った。
「あっ、サブ、ダメよ!」マリの声が聞こえたので振り向くと、サブは道路脇の家の庭先にいた雌犬めがけて走って行った。
首輪もしてなかったので止め様がない。二人で追いかけて行ってみるとサブがめずらしくおとなしくしている。
マリが「あら、鼻の脇から少し血が出てる。かまれたみたいね」と私に伝えた。
私はサブの後ろ姿を見て、体毛がとても短くて、体系もぽっちゃりしていて、まるでラブラドールみたいでサブらしくなかったので、「あれ、これ本当にサ ブ?」と聞いたら「サブよ」とマリは普通に答えた。

11/15
「ねえ、ねえ、これオイのよりお得で良いカードだって」とマリが新しく得たクレジットカードを見せた。
T-カードだった。「そのカードは俺も前から持ってるよ」と私はTsutaya のカードを見せた。

11/24 (月命日)
2階にいた私は玄関に誰か入って来た音が聞こえたので、マリが帰って来たとのだと思い出迎えに下に降りた。
「お帰り!」と声をかけたらそこには母がいて「たかちゃんなら今帰って来てすぐトイレに入って行ったよ」と言うので、
トイレの前で待っていた。マリが出て来た。
Tシャツに大きなリュックを背負っままの姿でトイレから出て来た。初めて見るマリのリュック姿に戸惑いながら、
「おかえり!」と言う。マリは満面の笑みで「ただいま」と嬉しそうに答えた。
そういえば、リュック姿のマリの顔が少し焼けていて、いつもより黒っぽく見えた。

12/21(月)
マリが庭で花を摘んでいる。自分の胸辺りまでの背丈の花で、私は名前を知らない花だ。
薄ピンク色の大きめの花びらが奇麗だ。そしてマリの大好きな色。
3、4本摘んで手に持っている。私が後ろから近づくと「ほら、きれいでしょう」と花を見せた。
私が「今散歩に行くんだけど、あんたも一緒に行かない?」と尋ねると、マリは少し考えてから、
「そうね、じゃあ私も行く」と答えた。「マリと一緒に歩きたいんだよ」と私が言うと、
「そうね、二人一緒に歩けるうちに歩いておかなきゃね。だって、オイ、先の事なんてどうなるか誰もわからないんだよ」と、
私に諭す様に言う。私は何か深い意味がある様に聞こえて、何か気になった。

マリとオイ画像

1/1/2016
初夢はマリの夢だった。
私が帰宅するとマリが慌ただしそうにしている。「おかえりなさい!わたし今から急な仕事で出かけなきゃいけないの」
私はマリが何の仕事をひ引き受けたのかわからなかったが、「ああそうなんだ。で、場所はどこなの?」と尋ねると、
「どこか近郊の所らしいのよ。」と詳しく知らないらしい。「じゃあ俺が車で送るから電話して詳しい住所を聞いて。ネットのマップで検索するから。」と私は マリに言いながらパソコンに向かった。
近郊、とマリが言った言葉で私は急に混乱し始めた。なぜなら今、マリと私が住んでいるここは一体どこなのか、わかっていないからだ。ここはどこ? 近 郊、ってどこの近郊・・・?

1/21(木)
寝ていた私が目覚めて左を向くと、マリが隣にいた。こちら向きでいつもの優しい笑みで私を見ている。
私はこれはきっと夢だ、本当のはずがない、夢に違いなく、手を伸ばしてその柔らかいほっぺに触ろうとしたとたん消えてしまうに違いない、と疑った。でもも しかしたら消えないかもしれないと疑いながら、恐る恐る、そして消えないでという願いを込めてほっぺに手を伸ばす。
触れた!いつもの丸いマリのほっぺだ!マリは消えない。首に手を回して抱きしめた。マリの柔らかさだ!
あれ!でもマリの反応が何もない。声もない。マリから離れてもう一度見直すと、なんとマリの顔は写真に変わっている。
布団を首までかぶり、こちらを向いて嬉しそうに微笑んでいる、私のお気に入りのマリの写真。
しかしマリの顔を抱きしめたあの感触は確かにはっきりと残っている。

2/2 (火)
マリとドライブしていた。アメリカのオハイオで。
右ハンドルの車で右側走行だ。広い田舎道を進むと前方右側に、一本の柱の上のほうに物を乗せられる木製の板を台にした物が見えた。その下には小さな小屋が ある。近づいてその柱の上の台に置かれた箱を見ると、隙間から赤い色が見える。
いちごだ。何だろうと車を止めて降りてみる事にした。するといかにもアメリカンの農夫風なオジサンが小屋から出て来た。
私が軽くあいさつをしていると、なんとマリがその柱の台に向かって昇り始めた。オヤジさんは驚いて、はしごを3、4段昇ったあたりのマリを手を伸ばして捕 まえ、抱きかかえて下に降ろした。
すると今度はオヤジさんの娘らしい若い女性が現れた。マリはその娘に「ハーイ」と笑って声をかけた。娘も笑顔で「 Hi 」と返す。どうやら台の上のいちごを降ろして運ぶための手伝いに来たようだ。

こんどは賑やかな街にいた。オハイオ州なんて全く知らないので、何と言う町なのかわからないが、大きなモールが見えたので向かってみた。ショッピングモー ルなのに車でそのまま通行できた。そのなかをグルグルと走ると、屋根がなくなり、どうやらモールを抜けたらしい。するとまるで景色が変わり、そこはかなり 標高の高い所だった。周りには何もなく、かなた前方に大きなお城のような建物がそびえ建つ。その先は山また山の、まるでアルプスの山脈のような壮観な景色 が広がる。
これは写真を撮らなきゃと、マリをその景色をバックにして立たせた。私がカメラを構えて構図を決めようとしていると、若い男がマリに近づき何やら話しかけ ている。マリは言葉がわからないのでただ笑顔で対応するしかないようだ。すると男はいきなりマリを抱きしめてキスをしようとした。マリは驚いて「い やー!」と叫んで持っていたバッグで男の顔を叩いた。何度も叩かれて男はしゃがみこんで顔から流れる血をぬぐっている。私はマリのその行動に驚いて、かけ よってマリを車に連れ戻した。その後で振り返り男を見ると、男は、私がどこかに置いてた、MacBook Proを手にしていて地面に放り投げた。
今度は私が激高して男に向かって行き、首を思い切り締めあげた。「このコンピューターはな、マリに買ってもらった何より大事な物なんだ!テメー、なんて事 をしてくれたんだ!」私は我を忘れて男の喉を締め続けていた。

2/13 (土)
マリが車を運転して、私が助手席にいた。
マリは行き先が分かっているらしくスムースに進んでいく。
私は行き先を尋ねないまま、周りの景色を眺めていた。過去によく見た街並なのだが、通りの名前も町名も思い出せない。
デジャヴを楽しんでいるように感じた。
マリの運転

2/19 (金)
マリが立ったまま、無表情でずーっと携帯を見ている。
あれ、マリは携帯を持っていなかったはずなのに・・・
いつのまに手に入れたのだろう?

私がお風呂場で何か電気製品の汚れを洗うか何かでうろうろしていたら、後ろからマリが小さく声をかけてきた。
「★^*※☆□△???」
何を言ってるのか私には全くわからない、意味不明の言葉だった。

2/24 (水)
義弟のゆうちゃんが新潟の我が家にやって来た。
マリは十年以上振りの再会に大喜びで、満面の笑顔で弟をもてなしている。
こんなに大喜びするマリを見るのは本当に久し振りで、私はマリの嬉しさ一杯の姿に嫉妬を覚える程だった。

3/5 (土)
しばらく前に、いつも通りに出かけ、そのまま帰らずに行方不明になっていたマリ。
今いきなり現れて、まるで何もなかったような普通な顔で私に話しかけている。
「ねえ、わたし、この近くのお店で仕事をしようと思うの。今から様子を見に行くので一緒に来て」
私はあっけにとられて呆然としながら、それに、今まで一体どこでどうやっていたのかと、一番肝心な事をも聞きもせず、
「いいよ。一緒に行きたい」と答えた。
マリに連れられて、どこか細い商店街に入って行く。古めかしい雑居ビルの前でマリは立ち止まり、
「この中にあるお店なのよ。聞いた話では、靴をぬいで上がる、絨毯敷きの飲み屋さんらしいんだ」と、まだ自分では行った事がないお店らしい。
「ここでのお運びの仕事なんだけど、靴を履いたままする仕事と比べると、倍疲れるんだって」と、マリはこの仕事をためらうように言う。そして、ここには入 らずにもう一つ違うお店もあるのでそっちに行ってみようと、歩き出して私を案内し始めた。今度は大通りに出た。通りの両側は大きなビルが連なっていて、右 側前方に、あの大きな黄色の、マクドナルドのM字マークがそびえ立っている。いったいどこの街だろう・・?
「あのね、次の角を左に入った所」と私の前でマリは左に折れた。私が後に続くと、マリは立ち止まり、
「あらまあ、おかしいなあ・・お店がないの・・。あたし、迷子になっちゃたみたい」
私も辺りを見回して、ハッとした。
いつのまにか、ここはニューヨークになっていた!
マリ ニューヨーク

4/2 (土)
細長い部屋で片隅がフローリングになっている部分にマリが眠っている。
薄い敷き布団に、薄い掛け布団で、すやすやと寝息をたてている。
私は部屋の反対側の畳敷きの部分の寝床にいる。マリを見つけて側に近づき、隣に添い寝した。
マリの安らかな寝顔に手を伸ばそうとして、はっと、思った。触るとマリが消えてしまうのではと心配になった。
会いたさが募る想いのなかでやっと会えたマリ。
恐る恐る額に手を伸ばし触れた。マリは相変わらず静かに寝息をたてている。
マリの顔を覗き込みながら寝息に耳を傾ける。何という幸せなひと時だろう。
私は嬉しさに包まれながらマリの横で眠りに着いた。

目覚めると私は自分の寝床にいた。
直ぐさまマリの方に目をやると、マリは消えていた。布団も何もなく板床だけが目についた。
浴室を覗いてみたがそこにもいない。
ただその浴室が奇麗に掃除されていて、散らかしっぱなしだったはずのお風呂道具などもきちんと整理されていた。

5/12 (木)
マリと渋谷にいた。
渋谷なのだが、何所かわからない古めかしい町並みに見える。
デパートに入るとマリが先頭で階段を上に昇って行く。階段の前方に黒い学生服を着た中学生らしい男の子達が2、3人でゆっくり上に向かっていた。マリは 「あんた達も屋上に行くの?」と、下からその子達に声をかけたが、その子達は何も答えず困った様な表情でマリを見ていた。マリは「この子達、言葉が通じな いみたいね。中国人かなあ?」とつぶやきながら、
「さあ、屋上に行こう!」と、私に言い、階段の端に寄ったその男の子達を追い抜いて上に昇って行った。
私は上の階のレストラン街で、マリの大好きな「モスバーガー」を食べさせてあげたいな、と思いながらマリの後について行った。

6/1 (木)
#1
アーケード街を歩いていると、いきなり近くでマリの声がした。
「ねえ、オォイ!」私の名をを呼ぶマリの声だ。
何処かと辺りを探すと、右後ろの洋服屋の前に、後ろを向いて立っていた。でもいつものマリらしくない格好で、
背丈も少し大きいように感じた。早くこっちに振り向いて顔を見せて欲しくてたまらなかったので、「マリ!」と声をかけた。スローモーションのようにゆっく りとこちらを振り向いたその顔は、マリとは別人の女性だった。
#2
ドンベイが見知らぬ犬と遊んでいる。
二匹とも大きなシーツの下に潜り込んで戯れていたのでシーツをめくってみるとドンちゃんだけで、もう一匹の方は消えていなかった。そこにマリが来て、サブ の大きな写真を飾った。
皆んなでその写真を見ながらサブの思い出を語った。その中の懐かしい思い出で、サブちゃん用にと、木製の台車に紐をつけて転がすおもちゃを作ってくれた男 性がいたのだが、何せ古い話なので、私がその名前を忘れて「ほら、何ていう名前だったっけ?」とマリに尋ねると、マリはすかさず「xxxx xxxxx ね」と、すらすらと彼の名前を言った。
マリとサブ 画像
8/21 (日)
マリとどこかの海岸にいる。
「あたし今度広島に行ってみたいの。そして、イチゴ畑で美味しいイチゴを食べるの」
マリは砂浜の上を歩きながらそう言う。
私はなぜ広島でイチゴなのかさっぱりわからなかったが、マリが楽しそうに話すので「よし、今度は広島だ」と言った。
その後マリは私の左腕に手をかけて歩き始めた。マリの歩きが段々早くなってゆくので、
「マリ、歩くのがどんどん早くなってるよ」と言うとマリは「そう。あたしどんどん早くなっちゃうの」と言いながら、
私の腕をとり、とうとう小走りになる。私は腕を引っ張られながら仕方なく走るしかなかった。
笑いながら走るマリの顔がとても嬉しそうで、私も嬉しくて走り続けた。

9/28 (水)
#1
私は助手席、時蔵さんとその友達が後部席に乗り、マリの運転で彼らを家まで送る事になった。
私が道案内をして、マリが運転する。
遠回りのコースで時蔵さんの自宅のある西堀に向かう。
マリは全く知らない道なのに私の案内通りに健気に運転を続けている。
わかりやすくて広い大通りを通って行くべきだったなと、私はマリに申し訳なく思った。
#2
母とマリと3人でどこかのお店で食事をした。
少し離れた駐車場に停めた車をとって来るため、二人に少し待っていてと言い駐車場に向かった。
車はは黒い大型の四輪駆動SUVになっていた。私はこのての車は初めてで運転するのにすごく時間を費やしたが、
どうにか店のほうに移動させた。歩いて店に向かうと、マリが外に出てきて私に近づいて言った。
「大変よ!お義母さんが待ちくたびれてカンカンに怒ってるよ。もうあんた達とは二度と外出しないって!」

10/19(水)
マリが macbook に向かって何かしている。
いつの間にパソコンが使えるようになったんだろうと、私は不思議に思いながらも、パソコンに向かうマリの姿に嬉しい感じがした。そしてマリに向かって「そうだ、マリのパソコンメールアドレスを作ろうよ!」と言い、私が考える事に決め、とても楽しくなってきた。

10/27 (木)
マリと美容室にいた。
私がパンチパーマをかけてみる事にしたので、マリが付き添いで一緒に美容室に来たのだ。美容室は若い夫婦でやっていて、美容師は旦那の方だ。

2017
マリとサブとオイ 画像
1/04 (水)
 どこかの公民館でイベントが始まるらしい。畳敷きの部屋で前に舞台があり、家族連れで賑わっている。 私も隙間を見つけて腰を下ろした。
開演を待っていると係の人がバケツを運んできて、ご自由にお飲みくださいと言い、置いて行った。中を覗いて見ると水面にピンク色の小海老がぎっしりと浮かんでいる。
 これではとても飲めたものじゃないと思い、私はバケツを持ち、水を取り替えに行こうと部屋の出口まで向かった。
 ちょうどその出入り口の所にマリが立っていた。 久しぶりにマリと会えた嬉しさで、私は駆け寄った。 いつものブルーの上下の服を着たマリは、私を見ても、いつもの笑顔ではなく無表情だった。
 私はマリに触ろうと腕を伸ばしかけて、ふっと思った。私がマリに触れたとたんにマリが消えてしまうのではと。 その思いが募って、伸ばした手を止めた。
 でもマリに触りたいという思いが勝って、恐る恐るマリのほっぺに手を置いた。
 マリは消えなかった。
 でもいつもの満面の笑みはなく、その表情は私を認識しているのかどうかさえ疑問に思えるほど私を不安にさせた。

1/21 (土)
すごく散らかった部屋でマリが眠っている。
私が掃除をしようと思いマリを起こした。
上半身を起こして布団の中で座っったマリは、まだボーっとしている。
私もマリの隣に座り込み、横からマリを包み込むように抱きしめた。
どうも、私の命はもうすぐ尽きるようだ。
私は亡くなる前に、愛おしくて柔らかく、温かいマリを、十分に感じたかったのだ。
マリはこの事は何も知らないので、何も言わずにひたすら抱きつく私に、今日はどうしたのかしら、というような顔で、ただ私に身を任せていた。

2/21(火)
車で出かけるために、いつものように駐車場を出てすぐの小さな交差点を右折しようとしたら右側にトラックが止まっていて先に進めない。
運転はマリで、私は助手席に乗っていた。前方を見ると、更に一台の車がこちらに向かって止まっている。
すれ違うには道路が狭すぎるので進めないのだ。トラックが少しだけ前に進み、向かいの止まっていた車もバックしながら互いにすれ違える工夫をしてる。マリ はそれを見て不安そうに前のトラックに続こうとして少し動き出した。だが私はこの道ですれ違うにはかなり時間を食ってしまう事を知ってるので、「マリ、ダ メダメ。進まないで。俺が運転代わるよ」と言いマリと運転を代わり、バックして違う方向に抜けて行く事に決めた。マリはホッとしたように私と運転を代わっ た。

5/2(火)
マリと小さな遊園地みたいな所にいた。
マリは私の手を引いてカラフルなボックスが並んだ所に連れて行った。
その箱は人が数人ほど入れる程の大きさで正面の真ん中に小さな穴が開いている。
マリは私に、自分の後に続くようにと、楽しそうに笑顔で言って、その穴に頭から潜り込んで行った。
私もその身体がやっと通れる程の穴に頭を突っ込み潜り込んだ。
中は柔らかそうなふわふわした素材で出来ていて、まるでマシュマロのなかにいるような感じで、更に無重力状態だ。
マリを見ると、ウエディングドレスのような真っ白な服装で空間に浮きながら、満面の笑みを浮かべて私を見ている。
何やら、とっても幸せな箱だった。